「瑠璃ッ!!」もう二度と君にあたしの名前を呼ばれることはないんだね…
幾度となく交わした,「愛してる」「好き」の言葉達。ずっと握っていたかった,君の大きな手。ずっと抱きしめていてほしかった…君の温もりが…君との思い出がありすぎて…
あたしが秀に出会ったのは,中学に入学してからの事。たまたま同じクラスで同じ班。
入学式の日は,全然口をきかなかったケド,何日か経つと仲良しになってた。
そんな人カラ,ある日告白された…
秀「ずっと好きだった…付き合ってほしい」名前は,菅野秀昭。
勉強は出来ないケド,運動神経抜群。野球部に所属してる…
瑠「えッ…??」
目を丸くして聞き返すと,
秀「だから,お前が好きなんだって(笑)恥ずかしいから何回も言わせんな…馬鹿///」
顔を真っ赤にして言ってくれた。その時,あたしも秀が好きだったカラ…嬉しくて涙が出そうになった…
瑠「あ,あ…たしも…うぅ…」
秀は驚いて,
秀「お,おい!!何で泣くんだよ///泣くなよ馬鹿!!」
そう言って,あたふたしてる秀…あたしは,手で顔を隠したまま答えた…。
瑠「あ,あたしも…ずっと秀の事…好きだったカラ。嬉しいの…」
そう言うと,秀は目を丸くして
秀「嘘…両思い!!?マジで!!?えッ…おいおい…マジかよ!!」
一人で変な行動してるし。
瑠「フフッ…」
秀「な,何で笑うんだよ////」
あたしは,顔をあげ
瑠「だって…秀,相変わらず馬鹿だなァっておもって!!」
怒るカナって思っていると,
いきなり手首を捕まれグイッ!!っと秀ね胸へ抱き寄せられた…
秀「馬鹿瑠璃…」
瑠「秀…??」
ギュっと抱きしめる力が強くなる…
秀「今までどんだけ我慢したと思ってんだよ…」
秀はそういうと,いきなりあたしの肩を持ちグイッ!!と離した…
瑠「ひ,秀…??」
秀は下に向けていた顔をあたしの方に向け,あたしの頬を抓る…
瑠「イライイライ…ちょっろ秀はらしてって!!」
(いたいいたい…ちょっと秀離してよ!!)
あたしが涙目で言うと
顔を真っ赤にしながら言った…
秀「だァめッ!!両思いだって知ってたらもっと早く言ったのに…」瑠「えッ!!」