「いただきまぁぁす!」
テンションあげてみたものの…。
その社長らしき男は、カウンターで一人、ウーロン茶を飲みながら、寿司を食べていた。
私に興味がないのか…?
まあ、いいよ。
とりあえず飲んで、歌って楽しけりゃ。
どうせただ酒だし(苦笑)
社長と呼ばれるその男は、50代から60代位か?
服装も上下ジャージで、ホントに金持ちなのか…。
私の感から見ると、男の背中から感じるお金の匂い。
よし!感が鈍ってない事を信じて、からんでみるか…。
歌を歌いながら、酒を飲みながら、ちょっとずつ誘いの雰囲気をかもしだしてみた。
なかなか無口な紳士な男。こっちの誘いにもなかなかのらず…。
今までの簡単に落とせる男達とは何かが違う。
この男に価値あり!
絶対にお持ち帰りするぞ…!
なんて思いながら飲みはじめて何時間たっただろう…。
目が覚めたら朝だった…。しかも一人自宅で寝たらしい。
あ〜飲みすぎて記憶がない…。
携帯チェックしてみたが…あの男の電話番号さえGet出来てなかった…。
今度はいつあの男に会えるチャンスが来るか分からない。
飲みすぎた自分に後悔したって既に遅い。
今までの男達から貢がせるしかないか…。
今夜も夜の仕事だ…。
いい獲物が見つかればいいが…。