この洞窟が爆発!?
「Roomは始まりにすぎない。」
美波は…!?
「RoomはオラクルTetraがしかけた罠だ……これは俺達実験体を引き付ける為に作った…ゲームだ。」
くっ……
体が…!
「咎忌町以外にもまだこのオラクルTetraの罠、Roomの被害にあった奴らも少なくはない。」
明…………!
明が滝の方へ向かう
橋の冊へ座った
「俺は知りすぎた……この世界の間引きや…オラクルTetraの真相…。」
ビンを取り出し、僕の方へ投げた
「お前の勝ちだハラショー……、そのビンを使って世界を滅ぼすか、世界に希望を託し、そのビンを始末するかはお前に任せる。」
明が涙を流した
「俺…馬鹿だよな…Roomさえ行かなきゃさ…普通のヒトとして暮らせたのに…。好奇心に身を任せてRoomに入ったらこれだよ………頭おかしくなってさ……世界滅ぼそうとして…、揚げ句の果てには親友殺しかけて…。」
僕も涙を流す
「明…お前どうする気だ…!」
「俺は生きるのに疲れた、もういいさ……、伝えたい事を伝えたし…、この洞窟と同じ運命を共にするさ。」
「馬鹿やろ…!
ドスン!という音と共に岩が落ちてきた
「始まったか…、早く逃げろ…ハラショー…。」
「いやだ!お前も………一緒に来いよっ…!!」
明は首を振った
「もう嫌なんだよ…!自分の目の前で親友がいなくなるのが…
さらに大きな音がした
今度はさっきより何倍も多くの岩が降ってきた
僕は明を引っ張ろうとすると、急に後ろに吹っ飛ぶ
「…ハラショー…。」
明は僕を押したのだ
「………またな!」
ニッと笑った顔
それが明の最後の表情だった
「明っっーー!!」
「馬鹿……野郎!」
僕は地面を殴った
……そうだ美波は!?
僕は崩壊を迎える洞窟の悪あがき、岩をかわしながら入り口に向かった
「いた!」
美波は無事だ!
どうやら寝てるらしい…
美波を抱えて、急いで階段を駆け上がる
が、体が痛くて力つきた…!
美波だけは…!
「宇佐原君…?」
あ…起きたか…
「逃げて…」