愛してないわけじゃない

未来  2008-06-01投稿
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私は未来(ミク)


今日も暑い…
まだ5月なのに…




そう……
まだ5月……
高校に入学してまだ1ヶ月しか経ってない……




なのに……
なのに…………
どうして…………
こんなに苦しんだろう…







貴敬…………
本当にごめんね…。


あなたのことを嫌いになったわけじゃない…。
いや……
今でも大好きだよ…
好きすぎてあなたが恋しい………。




でもね……貴敬…
この好きは……
あなたを心底から愛せる好きじゃなかった……。



今では謝ることしかできない…
本当にごめん………


私はあなたがこれから先…幸せになることしか願えない………。


今でも大好きだよ……。


貴敬……。












入学式

私は入学生代表の誓いの言葉を任された。

ずっと行きたいと思っていた学校の入試で首席をとったことは、私だけでなく家族全員が喜んでくれた。


入学式…
何度も練習した誓いの言葉はカミカミの誓いの言葉だった。


緊張した……。


極度の緊張に解放された私は、今まで目に入ってなかった、隣の席の女の子に話しかけたくてたまらなくなった。


優しそうで。明るそうな女の子だった。


「教頭先生の髪、博士みたいだね。」

話すこともなかったから、そうきりだすと、優しく「そうだね」と笑って言ってくれた。



なんてかわいい笑顔なんだろう…。

この優しくかわいい女の子が私の今の親友となる

詩央奈(シオナ)だ。

ねぇ…詩央奈?
あなたに沢山迷惑をかけちゃったね…。


本当にごめんね……。



それからと言うもの
休み時間から何まで、ずっと一緒にいるようになった。


私は他のクラスにも元同じ中の親友二人がいる。
でも…いまは詩央奈といたかった。





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