――翌日
午前7:00
あれから何をしたのかよく覚えてない…
覚えている事といえば、昨日回ってきた悪質なチェーンメールの内容と部屋の隅でガクガクと無気力に震えてたことだけ。
どうして、嫌な記憶というものは鮮明に覚えてるんだろう…
そう思いながら私は学校に行く仕度(シタク)をした
頭はぼーっとしていたけど、生活習慣は凄いもので、あっという間に仕度を終わらせていた
現在時刻、午前7:52。
いつもより早いけど、家を出ることにした。
玄関を開けると、自分の気持ちとは裏腹に、眩しいくらいの太陽がキラキラと照らしていた。
つまり今日は雲一つない快晴だ
そんな天気を見て、病んでる私は思う。
「そんなに晴れてどうするの?」
と……
私はなるべく日陰の所を歩いた
何故か今は明るい場所にはいたくなかった
明るい所にいたら、なんだか自分が惨めな気がして嫌だったのだ
たった5分の道のりが今日は長く感じる…
異様に長く感じるその道のりを、私はぼーっとしながらひたすら歩いた……