ハチャメチャ冒険25

ユータ  2006-05-14投稿
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「まだ、踏み込みが甘い」「すみません…」ミホシの喝にユータが肩をすくめる。「まぁ?二人共…とりあえず、彼とあそこに倒れてる人を助けなくちゃ」
三人(ユータが九割)男性の傷を治したり、部屋に運んでいる間、ミホシとエリナは青年に話を聞いていた。
「さっきはありがとう」青年は頭を下げる。
「いやっ…そんなたいした事してないし」
「気にしないで…それより…この村がモンスターに襲われてるのは本当だよね?」
「えぇ…二ヶ月くらい前に、変な姿をした男が現れて、聖剣の遺産をよこせとか言ってて、大人達が拒んだから…ロザリアは…」
「ロザリア?」
「僕の大切な人さ…」
青年は左手につけた小さな指輪を見つめる。
「あの…その男は今何処に?」
「ここの村の裏山にある洞窟にいるんだけど…凶暴なモンスターが…中には、賞金首のモンスターもいるって」
「(?∀?)」
「しまったぁ…」エリナが頭をポンと叩く。
「私達に任せて?必ず仇を取ってあげる?エリナ行くよ?」
「はぁ〜い?んじゃ行ってくるね」
「待って?僕も行く」
青年は立ち上がった。
「このカラクリで仇を取らせてください?この、リミス、必ず役に立ちます」



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