スタアの恋 TRINITY 〜ARATA〜 3話完結

MIZUKI@VENUS.T  2008-06-03投稿
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ドンドン好きになっていく自分がいる。


そりゃそうよね、憧れのアラタといるんだから当たり前だ。


でも…………。


アラタ『いずみさんはいい年の取り方してるね。魅力的だから。』


いずみ『もう褒めすぎだよぉ。年上をからかうのはやめて。』


アラタ『本気だよ!』
ドキッ!一瞬時が止まった気がした。


意味深な言葉…。


いずみ『アラタはそうやっていつも女の子を口説くのね。』


あれ?冗談なんだけど外したみたい…。

アラタ『…………。酔ってる?いずみさん。』


いずみ『うん、ちょっと。でも大丈夫!』


アラタ『また会いたい。』


えっ?嘘でしょ?


いずみ『今、何て言ったの?』


アラタ『また会いたい。今日は送るよ。』


もう頭の中がテンパる。これは何なんだろう?

アラタは遊びで言ってるの?それとも本気?

まさかね…。



私たちはタクシーに乗った。行き先は私の家。


まだ結婚してる事は言ってなかった。アラタの真剣な眼差し…これが物語るものは…………。


アラタ『次いつ会える?』


いずみ『また会えるの?』

あっ、とっさに本音が出てしまった!


アラタ『いずみさんをもっと知りたい…。』


いずみ『夢みたい…アラタにそんな事言われるなんて。』


アラタ『夢じゃないよ。信じてもらえないだろうけど、そーゆーの慣れてるし。』


またまた意味深な解答。からかわれてるのかな私…。


アラタ『これ、俺の携帯番号だからいつでも電話して。仕事中は出れないけど、終わったらかけ直すから。』


信じられない…こんな事ってある?


いずみ『うん。』


タクシーは目的地に着いた。


いずみ『今日はごちそうさま。…ホントに連絡していいの?』

アラタ『待ってるよ。』

そう言ってタクシーは走り去った。


また会える!


家の玄関へ入ろうとした時、携帯が鳴った。
相手は旦那だった。

何もなかったかのように家にいると嘘をついていた…。

ごめんなさい。会っただけとは言え罪悪感があった………。

続く…。 3話完結



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