『平和』の一言で片付けられる。
日本よ。
鎧被りの我が祖国よ。
油断してはならぬ。
今、何処で何が起きるのか分からないのだ。
誰も、分からないのだ。
1945年8月9日。
午前8時15分。
25万人分の焼けただれを私達は見ただろう。
一瞬で終わった、あの惨劇を見ただろう。
その一瞬で、国民はこの場所から消えたのだ。
そして。
この詩を書きつづった私も。
平和を願いつつも。
何よりも今、油断している。
もう一度書きつづろう。
油断してはならぬ。
『油断』とは。
平和を意味する事でもあり。
危険を察知するものでもあるのだ。