とあるプロ野球チームの話しです。少し引用したとこがあるけど、ごあいきょうで。
チーム一の古株、真田伸一郎はある決断をせまられていた。38歳。普通のプロ選手ならとうに引退してもいいころだ。首位打者3回、本塁打王2回、打点王2回など輝かしい経歴をもつ彼も近年体力の衰えと戦い、ファンのヤジとも戦う毎日であった。オーナー「真田くん、君もそろそろしおどきじゃないのかね?」真田「そっ、そんなことありません!絶対成績を残すので、どうかあと一年、あと一年、私にチャンスをいただけないでしょうか?お願いします!」…今年の契約更新の時だ…オーナーに引退を指摘されたときのことだ…「くそっ、おれはまだ消えるわけにはいかないんだっ。」…
去年の夏のことだ。真田はファンサービスのいっかんとして、地元の病院を訪問してまわったとき、ある難病とたたかっている男の子の存在を知った。そのこの名前は「花村剛」というなまえだった。そのこが自分のファンであると聞き、励ましにいった。剛「わぁ、真田選手だぁ〜」真田「君が剛くんか。今日はおじさんがお話にきたよ。」…二人は色々なことを話した。真田選手のこと。真田のチームのこと。剛の夢のこと。あっという間に時はすぎ別れの時間となった。剛「真田選手、今日はたのしかったよ。また来てね。試合頑張ってね。」真田「ああ、またくるよ。それまでに病気をなおすんだぞ!」
続く