頭が痛い。
昨日であったのはハルという少女だった。いきなり現れた僕をすんなり迎えいれてくれた。
ハルはアース人である。
それはサルナン人である僕にしか分からない。
そして今日は村長に僕を紹介してくれるということらしい。
「レーヴェ、行くわよ」
「分かりました」
しばらく歩くと立派なたてものがあった。
「あそこが村長さんの家よ」「まわりのよりでかいですね」
「そりゃ村長だからね」
そんな会話をしていると家に着いた。
「失礼します」
ハルが村長の家の扉を開いた。
「おお、ハルか」
ハルは少し話したあと僕を呼んだ。
「レーヴェ、ダルクさんが話したいって」
一通り僕の話しはおわったのでダルクと呼ばれた村長は僕のことを不思議に思っているに違いないとレーヴェは思った。
そして、ダルクの前に立つと別の意味で驚いているようだった。
「すまないがハル、少し席をはずしてくれないか」
ハルは驚いたが了承して部屋からでていった。
「突然だが君はサルナン人だね?」
その言葉にレーヴェはビックリした。アース人にはレーヴェのことをサルナン人だとは分からないからだ。