最近、久しぶりに親友の墓参りに行った…。もうアイツがいないという現実にあたしはまだ慣れていない…アイツがいないことであたしのバランスは少しずつズレ始めた。
あたしは墓の前で呆然と立っている人を見つけた、少し近づくと誰だかわかった。親友の彼氏だった…。どう話しかけたらよいのか分からず考えこんで立ち尽くしていると彼氏さんの方があたしに気がつき声をかけてくれた。なんとなくホッとした。しばらく見てないせいか別人に感じた。元気ですか?と聞かれ一応と言う曖昧な返事をした…、彼氏さんも同じ心境らしい、アイツがいない辛さはあたし以上だろう…墓参りを終えた後、彼氏さんから手紙を渡された…あたしに宛てたアイツからの最後の手紙だった。