青鈴御高校2

天竜雅  2008-06-06投稿
閲覧数[502] 良い投票[0] 悪い投票[0]


今日は7月の8日…

現在の気温37℃


「あはは〜暑いね〜!」

「うおー暑いな!」

「人間何でもできる!諦めるな!暑くたってな……」

華美はめちゃくちゃ元気だし…

水島は暑苦しい…!

忍者君は訳分からん…。

「次は何の授業だっけ?」

「えっと、国語だよ」

「そっか」





「え〜ここの意味は…」

暑い…聞いてられないくらい暑い…

と、そこで隣の席の忍者君はソーダ味のアイスをおいしそうに食べていた。

(ちょっと!忍者君!)

(お?珍しいな真面目なお前が授業中に話しかけるなんて…)

(それより!そのアイスどうしたの?)

(凄いだろ〜このアイスは俺が溶けるな!って言ってたんだ)

(何?何だって?)

(つまり、アイスはその気になれば溶けないんだよ)

(はい?)

「だから!アイスだってやってみれば何だって出来るんだよ!!」

忍者君は思わず立ち上がり、大声で言った。

「こら!桂木!!お前は授業中に何をしてるんだ!」

先生に見つかったが、マイペースな忍者君…。

「…ほぉ、桂木、手に持っているソレは何だ?」

「これは鉛筆です」

忍者君はきっぱりと言った。

…いや、いくらなんでも無理があるから…。

「随分と変わった鉛筆だなぁ?桂木」

「そうですね〜」

「…では、この漢字をその鉛筆とやらで書いてろ」

「はい」

(忍者君大丈夫なの?)

(へーきへーき)

先生が出した漢字は…空、簡単な字だが…今忍者君が持っているのはアイス一本……。

「それでは、書きますよ〜」

ボソッ…

(忍者君…?)

(アイス〜、アイス〜、お前は鉛筆だ〜、鉛筆だ〜……)

しばらく言い続けると、忍者君は紙にアイスを付け始めた…。

おお〜〜!?

皆が揃って驚きの声が上がる、紙に書かれていた文字にははっきりと…

ばか教師、はげ…と書いてあった。

「桂木〜!!」

「うわーーー!」

そして、忍者君はたっぷりとお説教を聞かされ続けていた…。






しかし、後から見ると、アイスは鉛筆になっていた………………。




i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 天竜雅 」さんの小説

もっと見る

学園物の新着小説

もっと見る

[PR]
激安耳つぼジュエリー
簡単貼るDiet


▲ページトップ