仕事を終え 晩酌も終え 椅子に腰掛けて 重たく背を曲げる 夜が諦めの声と歓喜の唄を口ずさむ 汗ばんだ腕に あの頃を未だ抱きしめている 帰らぬ日々と 輝く明日を交え 淀んだ海にその身を浮かべる 同じ波は二度と来ない あの海鳥はもう鳴かない いつも同じ 海だけが 僕の帰りを待っている
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