手紙〜2〜

ma  2008-06-07投稿
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ある日、あたし朝帰り
仕事長引いて
疲れて帰ってきた
二人で隣合わせマンガ
読んでくつろいどって
この時間があるから
疲れもぶっ飛ぶわなんて
AM:6:00回った頃
なんやおかしいわ
誰かのチャイム押す音

高鳴る鼓動に気づいた

あんたの手握りしめて
二人で抱き合って
何度もキスして
涙流れる
なんでやろ、まだわからへんのに
もうわかってるみたいで
玄関向かうあんた

刑事、警察10人くらい
出された紙でわかった

これでしばらくあんたとは
お別れやって


―あの夏から
もう1年経つんやな
あたし、あれから
ずっと待ってるよ

最初の頃は、たくさん
泣いたけど
今は新しい職場
新しい仲間に囲まれて
頑張ってるよ

あんたとまた笑って
抱き合える日を夢見て

思い返せば
ずっと待たされてた
あんたの事ずっと待ち続けたよあたし

でも、桜散り夏が来るたび思い出す
あの幸せだった懐かしい日々

ポストから音がした
わかってんで

あんたからの手紙やって。

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