星の蒼さは 70 第四話  自由万歳(フリーダム)

金太郎  2008-06-07投稿
閲覧数[436] 良い投票[0] 悪い投票[0]

アメリカ合衆国。
古より、経済、軍事において世界に覇を唱え、この戦争でも、対月軍抵抗戦線の一大勢力であった。
しかし、ハワイが太陽兵器『The God Of Day』により焼き尽くされ、太平洋における主力を喪失した合衆国海軍は太平洋より撤退を余儀なくされ、本国の守りに撤したアメリカ軍は、虎視眈々と反撃の機会を伺っていたのだが、単独で起こした大規模反抗作戦『A+』が大失敗。持ち直せずロサンゼルスは陥落。アメリカ合衆国西部を月軍に奪われるに至った。


あおかぜはアメリカへの入国を許され、ロサンゼルスを大きく迂回。世界のど真ん中ニューヨークの外れ、国立WW研究所・通称『エリア0』に到着した。

土田准将がこの世界を変え得るとまで言い切った絶望の『白』。

名前、性能すら不明。あおかぜを蹂躙した白い天使。

そして、その全てが記されている可能性を孕んだ一冊の書

『エシュトノート』





「土田准将が死んだッ!?」

衝撃だった。自分達を魔の海へ送りだし、エシュトノートの入手を命じた土田の居城・成田要塞は横浜に展開していたコルベル中将の率いる月軍主力艦隊の攻撃を受け、全滅。

土田光太郎は戦死。

逆探知を防ぐため、一切成田と連絡を取っていなかった事により、全く知ることが出来なかった。

なんだか竜宮城から帰った浦島太郎になった気分で、皆しばし声が出なかった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 金太郎 」さんの小説

もっと見る

SFの新着小説

もっと見る

[PR]
◆因縁の対決◆
毛穴・黒ズミVSジェル


▲ページトップ