スタアの恋 TRINITY〜ARATA〜 4話No.3完結

MIZUKI@VENUS.T  2008-06-07投稿
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アラタ『あの日、マジで酔ってたけど俺、ちゃんと覚えてたんだ。
あの池袋のお店でいずみさんを見て一目惚れしちゃって。』


いずみ『えっ?あのお店にアラタいたの?』


アラタ『いずみさんが来る前からね。
俺は出口付近でいずみさんとすれ違ったんだよ。』


いずみ『そうだったんだ。』


アラタ『だけど道端で会ったのは偶然だよ。
俺自身びっくりしたけど、酔ってたからそんな状況で何も言えなかった。
カードキーを渡したのはいずみさんだったからだよ。
一目惚れって今まで俺の人生にはないから驚いたよ。
で、会ってみたらやばいくらい好みの女でびびった。』


こんなことが…。


いずみ『夢、見てるみたい。』


アラタ『夢じゃないよ。本気だよ。
真剣に俺と付き合って欲しい。』


いずみ『私もアラタの事…好き。
こんな事ってあるんだね。私、ずっとアラタのファンだった。ファンでしかいられないと思ってた。
なのに、こんな運命があったなんて…。』


しゃべりながら涙が止まらない。


アラタ『いずみって呼んでいい?』


私はうなずいた。


アラタ『俺のファンだったの?』


いずみ『そうだよ。会ったらもっと好きになったよ。』


そう言ったら私の側にきて抱きしめてくれた。


アラタ『すごい嬉しいよ。…いずみ。』


私たちはキスした。アラタのキスは長かった。


彼なら信じれる。
そう思った。


私は、旦那の存在を忘れるほどアラタしか見えなかった。

続く…。 4話完結



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