「後一球、後一球」
(カキーン)
さや「たく、あんた本当ついてないわね。さようなら負けなんて後一球抑えたら甲子園だったのに」
優太「うるせーてかお前年下だろが。いくら幼なじみでも先輩には敬語使え」
さえ「何よ負け投手のくせに」
優太「じゃあお前投げろ」
健斗「ふんガキだな」
さえ優太「なんだと」
優太「お前一年のくせに先輩に向かってなんだその口の聞き方わ」
健斗「すみませんねつい口が滑ってほんねが」
優太「なんだと喧嘩売ってんのかてめー」
私は桜坂高校二年 桃山さえ 野球部のマネージャーしてる。かわいい女子高生(自称)ちなみに健斗と優太は家が隣の幼なじみ優太は何事にも情熱的で向こう見ずでちょっと自己中けど優しい一面もまあ少し頼りない一つ上のお兄ちゃんみたいな存在。一方健斗はというと クールで少し無口しゃべる時はたいてい嫌みばかりで年上にもいつも喧嘩腰しかし実は照れ屋なだけ生意気だけどかわいい弟的存在。二人共ピッチャーで小さい時からずっと競い合ってきた。もちろんそんな二人と恋愛なんて考えた事もなかったあの日まで…
続く