「神様!お願いします!」
とかなんとか言ってる人が時々いるけど、無駄だと思う。
だって、神様なんていないんだから・・・。
神様がいるなら、大好きだったおばあちゃんだって助かったはず。
あんなにお願いしたのに・・・
そう思うと怒りがこみあげてくる。
もう、わかったと思うけど、私は最初から神様を信じてなかったわけじゃない。
むしろ、絶対いると思ってた。
そう、あれはまだ私が10歳だったとき・・・
私の大好きだったおばあちゃんが突然倒れた。原因は心不全だった。私は神様に何度も何度もお願いした。
しかし、残念ながらおばあちゃんは天国へ行ってしまった。私は泣いた。一晩中泣いた。泣いて、泣いて、私はこう思った。
「神様なんていやしない!」
と・・・。
つづく