白い羽根を…天使の羽根をください―\r
ボクらの誕生日…僕の半身が死んだ…僕の唯一愛する妹…
ボクらは一卵性双生児だった…一緒に生まれ一緒に育ち一緒に生きて…きっと死ぬ時も…ずっと一緒…
ボクの唯一の女性…同じ顔の…でもずっと大人しい性格の…大切な妹…
彼女はもう…帰って来ない…もう…二度と彼女のはにかむような笑顔は見られない…
死ぬ時も一緒…なんて嘘だった…妹は…ボクの魂を手放して…一人で…羽根だけ持って逝ってしまった…
ボク一人を残して…
部屋の二段ベッドは思い出が詰まりすぎてて…あの日から涙が止まらない―\r
禁断の恋だった…赦されない思いだった…でも…せめて…神様…貴方が本当にいるのなら…どうしてボクを殺してくれなかったのですか!?―\r
罪を犯したのはボクです…ボクを地獄に突き落としてもいいから…妹を…優璃を返してください―