昔話はここまで…
では本編にいってみよう
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僕は首を傾げていた……。 「何故こんな美女と野獣みたいなのが知り合いなのか……?」
インフィニティDiveのお頭、「木天蓼の茶虎」ことアースは、相変わらず毛並みを整えていた。
少しの間、お互いに見つめ合った後、突然動き出した。「シャーーーーーーッ!」
一斉に猫達が飛び出し、お互いに武器で殴ったり、引っ掻きあったりした。
僕はもちろんチェッカーとして、指示を出し続けている。
僕は昔から他の猫とかに念を送るのが得意だ。
でも何故か、普通の猫には、通じなかったし、リーダーは特別な猫のくせに念を送るのが下手だ。
だからリーダーは他の猫よりも、ダントツに念を送るのが上手な僕をチェッカーにしたのだ。
「左下方面の猫、不意打ち狙い」「跳躍後に背後に回れ」「そのまま右に走れば攻撃可能」
一度に三つの念をエースに送った。
エースは念を受け取ると、念のとおりに動く
僕は背後に全く意識をしていなかった。 突然背中に衝撃が走る。
殴られたのだ。
背中に意識を配慮していなかった自分を悔しがりながら、後ろにいる猫を蹴飛ばした。
後方に吹っ飛び、突っ伏したリーダーではないブチの猫は気絶した。
そいつの手にはナイフがあった。
危ない危ない…
僕は手にあった棒切れで、さらに後ろにいた猫を殴り、土管の上に登った 。
土管の上には猫がいた。
張り倒し、すぐに周りを見渡した。
リーダーはアースとぶつかり合いをしている。
エースはひらりヒラリと攻撃をかわし、次々て薙ぎ倒してゆく。
「まだまだぁっ!」
子分猫達は奮闘していた。
たまに念を送るが、耳を傾けない。
今状況は!?
アースは!?
考えていた瞬間、いきなり大きな叫び声が聞こえた
「喝ぁーーーーーーーーーーーーーっつ!!」
瞬時にみんなの動きが止まる
アースも
リーダーも、だ
現れたのは、老猫だった。
リーダーは「ジジイっ!?」アースは「長老っ!?」と叫んだ