〜カップラーメンの悲劇〜
カノジョはほとんど自炊が出来ない(チナミに初めて作ってくれた手料理はソーメン茹でただけ)。
だからコンビニ弁当やカップラーメンを買って食べてることが多かった。
しかもカノジョはラーメンのスープを残す派で、食べた後のカップは、いつもテーブルの上にそのまま放置プレイ状態だった。
夏の暑い日に部屋に遊びに行くと、テーブルの上に約1週間分の放置カップ達が…。
ナカを覗くと、スープの中にはカビ。
育ったカビの発育量によって、1週間どの順番でラーメンを食べたかが推察できてしまう有り様だった。
これはカノジョに聞いた話
ある日、昼寝から目覚めたカノジョが虚ろなままテーブルに目をやる。
…あぁ、テーブルに白ゴマが散らばってるわぁ…
…あれ?ワタシ最近ゴマなんて食べたっけ…
…
……
………食べてない。なにコレ?
ゴマをよく観察するカノジョ
………
ぎぃやあぁぁぁぁ!!!
このゴマ、生きとる、動いとるぅぅっ!!!!
その白いゴマのような物体は、ラーメンスープの中で産まれたウジだった。ウジはカップを這い上がり、テーブルの上をオサンポしてたんだってさ! つづく