「はーるーとぉーーひーまーだーよーーー」
いかにもやる気のなさそうな顔で、そいつはようしゃなく俺の頭に乗ってくる。
「おもてーよ!!早くどけ!!イーザ！」
ェーっと不満そうな感じで渋々そいつはどいた。
「まったく…」
今日も、毎日の日課となってしまったやり取りが無事に終わってしまった。
俺の名前は鈴原陽斗、高校一年生だ。なんのへんてつもないただの男子生徒だ。ただ毎日を平凡に過ごしていた。まぁ、そんなのは入学したての時だけだったけど…
さっき、俺の頭に乗ってきたのはイーザリア・ウルクライト…通称イーザだ。こいつは、俺が出会ってしまった女だ。
どういう事かって？まぁ、俺はこいつに見つけられたんだよ。あの山奥でね…
?に続く…
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