勇気の空回り

神様の親戚  2008-06-12投稿
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半年前…









俺は駆け込み乗車に挑戦中、ドアに挟まれた。




その時手を伸ばしてくれたのが、










君だ。











君に恋してあれから半年経っても、




俺は窓から君の部屋を見つめる事しかできてない。










何か君の事を知ったといえば、








漫画好き…。


ただそれだけ…。










名前も、
どんな声かも知らない。











こんな近くにいるのに

話せないのはきっと…








「勇気」が足りない…











どう声をかければいいの?





どう話題を作ればいいの?







どう笑顔を作ればいいの?










わからない…。











でも変わらなきゃいけないから…












今、向かうよ。君のマンションに。











今チャイムを鳴らすよ。君の部屋の。












ピンポン











君「はい、あのぉどちらさまですか??」



















俺「お…」




君「はい?」












(勇気出せ…俺には君の情報があるんだ。)

















俺「おっす!おら先日助けられた鶴だっちゃ!
いっちょやってみるかぁ?」













君「きゃーーーーー!」



バタン。










諦めの悪い俺。


最後の言葉を放つ。







俺「安西先生、バスケがしたいです。中にいれてナリ。」





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