今日も働き過ぎた…。
1Kの小さな部屋の、小さなベッドに倒れ込む。
至福の瞬間。けれども、同時に、苦悩の瞬間。
なぜ私はこんなに働いているんだろう…?
…お金のため?…自分のため?…仕事が、楽しい?
ああ、そうだった…。そんなに深く考えちゃダメだ。疲れちゃう。
明日も働かなきゃ…。疲れることを考えちゃダメだ。明日までに疲れを取らなきゃ。
大丈夫。私はまだ行ける。まだ昇れる。
俗な幸せは掴めないだろうけど、納得できる未来へは辿り着けるはず。
少しだけ、甘えさせてくれる人が居れば、大丈夫。いつも近くに居てくれなくても、大丈夫。
でも…一つだけお願い。
居なくならないで。
時々、逢いにきて。
願いはそれだけ。
ずっと、側にいて。
独りにしないで。