男の一人暮らしって台所には無頓着になるもの? はじめて彼のアパートにいって食事作ろうとした私は先ず鍋の捜索から始めることに。
コンビニやファミレスに頼ってた彼は鍋なんかかなり長いこと使ってないらしく捜索はやがて発掘になっていく。
ようやくみつけた鍋は何故か蓋が取れない。 おかしいな?と持ち上げたときシャカっと中身が音をたてた。
中身って発掘しなきゃならなかった鍋に何が入ってるというの?
軍手をはめた彼が力任せに蓋を外すと鍋の半分くらいまで小さなワラジ虫がはいっていた。
悲鳴がでないくらい怖かった。
もとから虫は嫌いだがこれは嫌いを通り越して恐怖である。
気絶したいがその間に虫が触ったりしたら嫌だと思い止まる。
あの日から彼のアパートにいって食事つくろうなんて思わない。
虫怖い。あの光景みたら誰だってそうなるって。