季節も6月になり、雨が降り続く季節になった。
俺は正直、晴れより雨が好きだ、理由はないがなしかし、部活は大変だ。
なぜなら雨でも依頼が来ていたらこなさなければならないからだ。
この前も大雨の中を雑草抜きをしたくらいだ……そのせいで夜桜は風邪で今日は休んでいる…
「おーい!林田!」
廊下から山田が手を振って叫んでいる…俺は席を立ち、廊下へと足を運ぶ
「山田、どうした?」
「なぁ、今日夜桜休みだろ?」
「あぁ…やっぱりこの前のあれがかなり堪えたみたいだ……」
「そうか…あ、そうそう今日依頼も来てないみたいだし部活メンバーでお見合いに行かないか?」
「………お見舞いだろ」
全く…何を考えているんだこいつは……
「皆はいいのか?用事とかないのか?」
「皆大丈夫だってさ」
「そうか、それじゃ放課後にな」
「おう!」
そして放課後
部活メンバー(夜桜以外)が集合した
「なあ、見合い品とか持って行かなくていいのかな…」
「いや、だから見舞いだってば」
「確かに…何かお見舞いのお花くらいはあったほうがいいかもしれませんね」
室長がそう言うと、皆が頷いた。
「皆、今いくら持ってる?」
片原
「600円です」
山田
「19円」
浅川
「850円だ」
そして俺が、
「500円」
「…1969円ですね」
さすが計算の早い室長
「…行く途中に店があるだろう…そこで何か買おう」
浅川の意見に皆が頷き…夜桜の家(神社)に向かって歩き出した……。
そして、山田がとんでもないものを持って、見舞いに行くのだった……