カッターナイフを強くにぎりしめ、
「ナンデ?ナンデ?ナンデダヨ!!」
佐藤の横で倒れている真奈に向かって突進してきた、
「きゃぁぁぁぁぁ!!!」真奈は悲鳴を上げ頭を抱えて目をつむった、
「真奈ちゃん!それじゃ自分守れないんだよ!!」
佐藤が急いで真奈を守りに行ってナイフの前に自分の体を持って来て、真奈の盾になった
ナイフは佐藤の体に入っていたが佐藤の腹部からは血は出なかった。
ナイフどころか山村のナイフをにぎりしめていた手も佐藤の体に入っていた。
「今の俺の体は、、全てが、奈落に、、繋がっている、何しても無駄だ」
佐藤がそう言って山村の首を締め上げた、
「ちょっと、眠ってくれ」佐藤の手に力が入る、
だが山村の顔は笑っていた、
「アァ、ササキサンノイウトウリダ、、オマエモマナノコトスキダロ?ハハハ!ハハハハハハハハ!!!」
佐藤は次の瞬間その場に力無く倒れ、粗い息だけをしていた。
「モウスグタイオンガ、ジュウドニナロウトシテルンダネ?ワライカゲガンバレー!!」
するとノックがあり、山村の母が入って来た
「ママさん!早く山村を止めて下さいっ!」
「エエ、モチロン」