もし君が運命の人なら--第5話--

こまち  2008-06-14投稿
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プルルルルル…
プルルルルル…



ナオコ「はい。もしもし」



いきなり直子が電話に出ると思わなかった。
しかし、もう話すしかない。



ルイ「…あ。直子、私…。瑠生だけど……。」

ナオコ「………。」

ルイ「ちょっと聞きたいことあるんだけど…いいかな?」

ナオコ「…なに?」

ルイ「あのさ…昨日……私の靴の中に……紙入れた?」

ナオコ「は?」

ルイ「コピー用紙で……"調子こいて廊下歩いてんな"って書いてあったんだけど………」

ナオコ「ばかっばかし。あんた私を疑ってんの?」

ルイ「そうゆうわけじゃな…!!」

ナオコ「本当の事じゃん!!もう話かけないでよ!!」


ガチャン!!
……ツー…ツー…ツー…。



物悲しく響く電話の音。
居間から聞こえる笑い声。
暖かくなった受話器に流れる冷たい涙。





私は、部屋に戻り考えることなく、布団に倒れ込んだ。








翌日重たい体を動かし、学校へ向かった。



お母さんには「休んだ方がいい」と言われたけど、お母さんに心配かけられない…。








教室へ入ると、クラスの何人かがこっちを見るなり、クスクスと笑い始めた。








席に座り、引き出しを開けると、水が飛び出してきた。







..続く..



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