ナナエ「るぃー!今日はるぃにプレゼントがあるの!」
奈々絵は私に可愛くラッピングされた袋を渡してきた。
中には可愛らしいウサギのキーホルダー
ナナエ「私とお揃いだよ!」
ルイ「奈々絵…!ありがとう!!」
私はそのキーホルダーを見ていると暖かくなった。
授業中にもずっとキーホルダーを眺めては暖かい気持ちになっていた。
どす黒い雲の下。
3人の女子が話合っている。
ナオコ「奈々絵、最っっ高!!」
ナナエ「まぁね。これくらい余裕」
ユリ「あいつ、マジ馬鹿だよね」
ナナエ「いいじゃん?騙されてるやつ見るとウケるし」
ナオコ「…で、なんだって?」
ナナエ「ああ、なんかね"いじめとか下らない"とか"いじめする関係は友達じゃない"とか言ってたよ」
ナオコ「超うけんだけど!!」
ユリ「だから友達できないんだよ」
3人の甲高い笑い声が、空にまで響き渡った。
ルイ「あれ?キーホルダーがない…。」
家に帰った私は、筆箱に付いていた、あのウサギのキーホルダーが無いのに気づき、探し回った。
ルイ「きっと学校に…あるよね。何かされない内に見つけよう」
翌朝。
いつもより1時間早く学校へ着いた。
..続く...