トムがようやく目を覚まし着替え出した。
ルッチは何か言いたそうだったが眠さには勝てずすぐ寝袋に入った。
トムが外に出ようとするとモートルが入ってきた。
モートル
「頼んだぞトム」
トム
「はい先生」
トムが外に出ると既にサラが座って見張りをしていた。
トムは話しかけた。
「やあサラ」
「眠れたかい?」
サラは首を横にふった。
サラは島に着いてからモートルに叱られた事をまだ気にしていた。
サラはトムに比べれば少し落ちるが
それでも優秀で誉められる事はたくさんあっても叱られた事などなかったからである。
意外にこーゆうタイプはモロいと言う事があるがサラもその1人だった。
トム
「もしかして先生に怒鳴られた事を気にしてるのか?」
サラは小さく頷いた。
トムはやさしくこう言った。
「あれは確かに俺達が悪かったよ」
「というより俺が悪かった。砂がサラサラしてるなんて興味を持たせるような事を言った」
サラ
「でも最初に言ったのは私よ」
トム
「でもその後僕が乗った」「浮かれるな、なんて言われたのに観光気分ではしゃいだ 」
サラ
「………。」
見張りをするというより励ましの時間になっていた
?へ続く