magicalnote―マジノート―??

MIO  2006-05-17投稿
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しばらくして、レイが目を覚ました。まだ頭がボ〜ッとしているらしく、起き上がらない。私はというと、晩御飯を作っている所である。レイの鼻を、いい匂いがついた。この匂いは肉じゃがである。「…ん?」起き上がろうと、身体を起こしかけた途端、レイの動きが止まった。机の上に見慣れない封筒が置いてあった為だった。レイは勢い良く起き上がり、封筒を開ける。中には予想通りレイにとって嫌なものが。「……」しばらく眺めた後、無言で机に戻す。すると、下から丁度良いタイミングで声が聞こえた。「…レイ〜、起きてるなら、ご飯食べようよ〜」「…おう」私の言葉にうなづいたのか、階段を降りてくる音がした。ガラッ。勢い良くドアが開く。レイが入って来たのだ。「ふわぁぁ…」レイはアクビをしながら、椅子に座った。私はレイに大会のことを聞いてみた。「…ねぇ、魔法使いの大会って?」私が言い終わると、レイは心底嫌そうな顔になった。そんなレイを見て、私は怒られるんじゃないかと慌てる。「…ご、ゴメン、聞いちゃいけなかった?」レイは首を横に振った。そしてため息をつき、私を見た。「…そんなに知りたいか?うんざりするようなことだゾ」レイがいかにもうんざりしてるという顔になる。だけど、私だって知りたい。「うん、教えて?」私がうなづきながら言うと、レイがため息をつき、話し出した。

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