僅か1ヶ月の間でしたが、モノクロ機から離れ、カラー機の開発現場を見る事ができて非常に勉強になりました。
この会社は、市場に於いて、モノクロ機の評判は非常に高く、カラー機の評判は好ましいものではありませでした。モノクロ機だけを評価している時は、
『こんなに素晴らしいモノクロ機を作るメーカーが、何故カラー機の評判が良くないのだろうか?』
と、不思議でしたが、カラー機の開発現場に入って仕事をして、その理由がはっきりと理解できました。
開発現場の整理、整頓が行き届いていない現場で作り出される製品の品質が良いはずがありません。現場の乱れは士気の乱れの現れです。
これは、個人の生活にも当てはまる事だと思います。今の生活を少しでも向上させたいのであれば、まず身の回りの整理、整頓、清潔、清掃を心掛ける事だと思います。幸運は美しい場所を好みます。
懸命に努力しても、雑然とした所には幸運は舞い降りません。一生懸命、真面目に仕事をしても、その仕事場所が雑然としていては、仕事内容まで雑然としているかのような印象を与えてしまいます。まずは仕事場所を綺麗に整理整頓する事が大切です。上司は仕事内容と同時に仕事のやり方も観察しています。
また、整理整頓が行き届いた現場は仕事の能率が圧倒的に高いのです。上司の印象も良く、仕事の能率も高ければ、例え現在アルバイトの身分でも、必ず嘱託社員の道が開けます。
さあ、まず身の回りの整理整頓から始めましょう。そして、常に清潔を心掛け、掃除をしっかりしましょう。必ず、幸運が舞い降ります。今日から始めましょう。
そして、仕事を好きに成る事が大切です。仕事を好きに成れば、追い掛けなくても、仕事が自然に集まって来ます。
先述の通り、パソコンさんと一緒に仕事をする機会が多かった訳ですが、ある時、入社3年程の青年と仕事をした事がありました。その青年は身長175センチ程、茶髪の長髪で、技術者には見えず、どちらかと言えばホスト系のイケメンでした。ハンサムと言うより育ちの良さそうな優しい風貌から、社内の若い独身女性に人気抜群でした。若手の中では群を抜いて仕事ができ、会社も将来を期待していたようで、搬送評価に始まり、画像評価、構造評価と一通りの部署を経験させる目的か、配置換えをされていました。
つづく