「おじゃまします」
レーヴェとハルはダルクの家に来ていた。
「おお、どうかしたのかね?」
ハルはこれまでにおこったことをダルクに説明した。「なるほど、王都のソルジャーがそんなことをいっておったか・・・」
「何か知りませんか?」
レーヴェはきいてみた。
「残念ながら・・・」
「そうですか」
ダルクも本当にしらなそうだった。サルナン人だから何か知ってるわけでもないというこだ。
「それで私、王都まで行くことに決めたんです」
「危険な旅になるとおもうが、それでも行くのかね?」
「はい」
ハルは力強く返事をした。「ならば止めまい」
「ありがとうございます」
「しかし、いくらお前が強くても武器なしには魔物をたおせまい」
「やってみないとわかりませんよ」
「まあ、ハルお前は魔物と戦ったことがないからわからんだろうが武器がないと勝つのは難しい。それでこれをやろう」
そういってダルクは刀を取り出した。
レーヴェはダルクが出した刀をどこかで見たような気がしていた。
「え、いいんですか?」
「うむ、持っていくといい」「ありがとうございます」
「気をつけて行ってきなさい」
「はい」
そして最後にまたハルには部屋から出ていてもらうことになった。