この担任は私と出会ったことで、人間として、教師として成長できたのか?まぁ、普通は成長しそうなもんです。3年間も、同じクラスの担任だったのですから。
当時だとなかなか出会えないかったであろう、登校拒否児と出会えたわけですから。教師としていい経験になったということを信じたいです。
小学5年生のある日、朝、学校に行くのを渋っていると、母が無理やりあの地雷原か戦地のような学校に連行しました。今思い出すと聖母(マドンナ)たちのララバイという曲が絶対バックに流れていたと思います。「さあ、眠りなさい〜」とか言ってほしかったなぁ。
母に連行されて、学校の玄関前にいると、ここで家庭科の先生が登場、担任に対しての一言は担任の胸をうったようでした。「お母さんが学校まで連れて来てくれているのだから、後は先生がどうにかするべきよ」。その時の家庭科の先生は正直、格好よかった!
それからしばらくして、学校を休みました。すると、その日の家庭科の時間だったのだと思います。担任が私を家まで迎えに来ました。学校に着いてから、授業にでるわけでなく、誰もいない図工室で二人でお話をしました。
私が「前の学校に戻りたい。」と言うと、担任は「今のあなたでは、前の学校も受け入れてくれない。」と言ってきました。
じゃあこの状況あなたが変えてくれるんですか?と今の私なら言っていそうなものです。
ところで私は、小学3年生の6月に引越しをしたため、転校をしました。引っ越す前の家からより、引っ越した家からの方が正直、転校前の学校までの距離が近くなっていました。ただ、学区の関係で転校をしたに過ぎなかったのです。