もし君が運命の人なら--第11話--

こまち  2008-06-15投稿
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季節は過ぎ、もう真冬の1月。



いつの間にか本が友達となっていて、私はよく図書館へ行ったり教室で本を読んだりしていた。



不思議と本を読んでいると、私という人間が存在しない気持ちになった。





ここんとこ続いていた雪。
しかし今日は、珍しく晴れた。



夕日が雪に反射して、雪がオレンジ色に染まる。





私は1人で帰っていると、目の前に何人かの男子がふざけながら帰っていた。





友達の暖かさを忘れ切ってしまった私には、彼らは何が楽しくて笑っているか、分からない。








でも運命は突然やってくる…。

それも、思わぬところに落ちてくる。






1人の男子が、ガムを口に入れた。



私の学校は校則が厳しく、学校帰り等にお菓子を食べることは禁止されている。





私は、「勇者もいるもんだ」と思っていた。






ガムを食べいた彼が、こっちを振り返ってきた。




ガム男「見た??」


ルイ「………。」


ガム男「秘密にしといてね。」


ルイ「……はい…。」





ガム男、違うクラス。
その時はそれしか知らないことだった。



とにかく、目だけは付けられたくない。






そう、思っていた。



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