「ふぁ〜」
俺の名前は山城一弥だ。
俺は今日、新しい学校に転校してきた。
なんでも、その学院は凄くレベルが高いらしい。
まあ、俺から見れば余裕だったけど。
さて、その青葉学院とやらにいこうかな。
通学中・・・
俺は襲いかかる眠気と戦いながら、何とか学院に着いた。
そこは昨日建ったばかりの様に綺麗だった。
「誰ですか?」
七三分けの奴が喋りかけてきた。
「あぁ、ここに転校してきた山城一弥です。」
「そうですか。」
そう言って奴は輪の中に戻っていった。
何だアイツ、自分が誰か聞いてきたくせに、受け流しやがって!
そんな気分になりながらも校内の職員室らしき所へと、足を運んだ。
「あの〜、誰かいますか?」
どうやら、誰もいないようだ。
クソ!誰か出てこいよ!
フッと上を見てみた。
張り紙?
その紙には、校則と書いてある。
1、時間厳守
2、約束厳守
「え?!」
3つ目を見て俺は目を疑った。
そのとき、後ろから誰かが喋りかけてきた。
「何か用ですか?」
「あっ、どうも転校してきた山城です。」
「そうか。」
そこには、生徒と同じく七三分けをした先生が立っていた。