僕は君の未来を永遠(トワ)に。<34>

麻呂  2008-06-16投稿
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* * * * * *

風呂に入り、食事を済ませると、僕は二階の自分の部屋へ上がった。



今日は寝不足と仕事の疲れで、このままベッドに入って眠ってしまいそうだ。



彼女からもらったピンク色のメモに書かれたアドレスと携番。



ベッドの上に寝転びながら、僕は少しの間、それを眺めていた。



如何にも女のコらしい可愛い丸文字。



よし――



僕は、意を決して彼女のアドレス宛にメールをする事にした。



よし、送信!!



《エリカちゃん、お仕事お疲れ様!!早速メールしてみたよ。ちなみに番号は、
〇×〇ー×〇×〇ー×〇×〇

暇な時、メールして♪ 未來。》


う〜ん。普通っぽいかも。面白くない。


女のコにメールするコトってまずないからな。もうちょっと気の利いたコトを書けばよかった。



それにしても凄く眠い――



昨夜は、彼女が飲み過ぎで急性アルコール中毒にでもなったらどうしようものかとハラハラしていたし、



ラブホテルという場所が場所なだけに、ついつい余計なコトまで妄想してしまうし、



とにかく、仮眠程度しかしていなかったから。



物凄い睡魔に襲われて――



僕はルームウエアのまま、ベッドの上に寝転がり、何時の間にか眠ってしまっていた――



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