スタアの恋 TRINITY〜ARATA〜 7話No.1

MIZUKI@VENUS.T  2008-06-16投稿
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7話 『恋の代償…。』

あの日、私とアラタは沢山話をして愛し合った。

私たちはお互いの気持ちを確認しながら強い絆が生まれた。


次の日、アラタは何とか車に乗り混んで仕事先へ向かった。


仕事先でもカメラマンと記者だらけで大変だったらしい。

アラタはノーコメントで通した。

私は、江口さんのワゴンで私は実家へ戻った。

車中………。


江口『いずみさん、アラタはTRINITYのメンバーなんです。
どうしても、貴女の件で仕事に穴を空けるわけにはいかないんです。
理解して下さい。
とーぶんは会えないと思っていて下さい。』


いずみ『わかりました。』

わかりたくなかった。


でもアラタを信じてるから待てる自信はあった。


あれから5日が経った。

アラタは毎日メールと電話もくれる。


アラタ『いずみ、俺会えなくておかしくなりそうだよ。
何とかして会いたい。江口さんには内緒で…。』


いずみ『アラタ、私も会いたいけど、今は我慢しないと…。』


アラタ『もう大丈夫だろ?自宅前にも記者やカメラマンもいないし。
メンバーにも協力して貰って必ず会いに行くから待ってろよ。』

嬉しかった。


でもそんな簡単に、報道陣が撤退するものなのか、私には想像もつかなかった。


それでもアラタを心待ちにしている自分がいた。


『コンコン!』突然部屋をノックする音が聞こえた。


開けると、お手伝いのゆり子さんがいた。

ゆり子『いずみお嬢様にお届け物です。差出人は岡崎るい様と書いてあります。』

いずみ『ありがとう。』

誰だろう?………思い出せない。


ところが、箱を開けた途端に、白っぽい液体が飛び出し、腕にかかった。


いずみ『きゃっ、痛っ!』

腕に、火傷のような痛みが走る。


『コンコン!』
また部屋をノックする音………。


お嬢様、ご友人の本城様がお見えですが…。』

扉が開いた。

『カチャ。』


アラタ…………。

いずみ『アラタ…。』

アラタ『いずみっ、どうしたんだよ!これ?』


ゆり子『お嬢様!』

続く…。 7話No.1

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