*〜莉歩と先輩〜*?

*莉歩*  2008-06-16投稿
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―…先輩、好きです。伝えたいです。いいですか?この思いを伝えても…??ねぇ、先輩。ごめんね、好きじゃ…だめだよね??―\r



先輩がタオルを届けてくれた日から3日後。
莉歩は相変わらず浮かれていた。

「ねぇ!今日の部活 楽しみだね〜♪美花穂!!」
莉歩は言う。
「んー?そーだねー!!
楽しみ…だねぇ。」
そんな莉歩に美花穂は適当に答えた。
「ねぇっ!美花穂〜。適当に答えんなよっ!?」

「はいはい…♪」

今日もそんなくだらない話をしていた。
いつもどうりで…
幸せで……
あなたに出会えたんだ。



部活が終わり帰っている時だった。
その日、部活がいつもより早く終わっていた。
だから、公園によった。

「ねぇねぇ莉歩ちゃん?」美花穂は顔を覗きこんで微笑んできた。
「ん〜??何ですかっ??美花穂ちゃぁん♪」
微笑む美花穂に莉歩は似たように答えた。
「莉歩ちゃんはさ、今 好きな人いる??」


「えっ!?好きな人??いないよーっ!!何 聞いてんの!?できたら、美花穂には一番に教えるしー!」

「そっかぁ、私もいないの〜。私ね、できたら一番に莉歩ちゃんに言うって、昨日 考えてたの。」


「まじ〜!?ありがと☆美花穂っ♪」


そんな会話をしていた。莉歩は嬉しかった。
親友の美花穂とさらに友情が深まった。


「そろそろ帰るー??」
美花穂が言った。
「そうだね!」
莉歩も答える。

その時だった。
―…ドンッ!!
「いった!」
莉歩は倒れた。
『あっ!悪ぃ!ごめんなっ!!痛いよなっ!?本当ごめん!!悪いっ!まじ、ごめんなっ!!』
目の前で必死で謝る人。
…その人を見た時、莉歩は固まった。
その人はカッコよくて、本当に本当にカッコよくて。こんな人いるんだぁって…思ってしまう。


「莉歩ちゃん!?大丈夫!?莉歩ちゃん!!」
美花穂がそう叫んでいたのは覚えてる。
でも、その時の私には答える事ができなかったの。
びっくりして、嬉しくて、苦しくて…
星斗…あなたを見た時、変な気持ちになったの。




―…きっと気付いてたんだね。この時の私は…。
これが運命の出会いなんだって。
ねぇ、星斗。大好きだからこそ、たくさんの苦しみがあったんだよね。
きっと……
本当に幸せなんだよね。
私は…星斗は……。―



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