消えない嘘

 2008-06-16投稿
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君が隣で呼吸をしていて


そんな静かな音が僕の右耳に聞こえてきて


無意識に君の少し長い前髪に指を落として



君がその瞬間にそっと瞳を開けて








僕の視線に気付いたら



小さく笑ってくれたら








もうそれだけでいいんだ

他に何を望む事なんてないんだ

それだけでいい

それだけでいいんだ




なのにそんなの嘘ばっかり

僕はいつも嘘ばかり


欲張りで弱虫で





君が僕を好きでいてくれる永遠の保証がない限り



在りもしない約束を

何とか繋ぎとめようとしている

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