君が隣で呼吸をしていて
そんな静かな音が僕の右耳に聞こえてきて
無意識に君の少し長い前髪に指を落として
君がその瞬間にそっと瞳を開けて
僕の視線に気付いたら
小さく笑ってくれたら
もうそれだけでいいんだ
他に何を望む事なんてないんだ
それだけでいい
それだけでいいんだ
なのにそんなの嘘ばっかり
僕はいつも嘘ばかり
欲張りで弱虫で
君が僕を好きでいてくれる永遠の保証がない限り
在りもしない約束を
何とか繋ぎとめようとしている