ソードメーカー8―?

いっと  2008-06-17投稿
閲覧数[496] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「知っているのね。なら話が早いわ。この三人の言っている事は信じてもいいのかしら?」
「…お待ち下さいアリネス様。まずは物事を順序立てて分析していく必要があります。まず、君達はいつ、どうして、ロバートと会い、助けられたのか。それを話してもらえないかね?」リグラは三人の側に歩み寄ると、興味津々といった様子で、尋ねた。
そう言われて、三人はベイスが破壊された時からここに送られるまでを、時間を掛けて詳しく説明した。
「なるほど…、ロバートは君の執事だったのかね」
リグラはそう言って頷きながら、リリーの顔をまじまじと見つめた。
「ふむ…似ておるな…」
「え?」
「いや、何でもない。どうやら君達が、ベイスの生き残りである事は事実のようじゃの」
その言葉に、三人は安堵の表情を浮かべた。
「エルグ!」
「はっ!」
リグラは側に居る男性騎士を呼ぶと、
「ロザラムという男の所属と経歴を調べよ。ソードメーカーであるようだから、すぐに済むはずじゃ」
と、小声で指令を出した。「了解しました!」
エルグと呼ばれた男性騎士は敬礼をすると、すぐに部屋を出て行った。
忙しくなってきたの…。しかし、この事件には何かしらの陰謀があるのやもしれぬ―



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 いっと 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
コルセット並の着圧!
モノ足りない筈なし


▲ページトップ