モートルは続けた
「それに砂を深く掘って温度を調べてほしい」
「これも力がいる仕事だ」
ショーンは自分しかできないと誉められていたので、少し照れてはいた。
しかしどうしても行きたかった。
ショーン
「じゃあ次の日は行かせてください。」
モートル
「わかった。では明日はルッチと交代すれば良い」
ショーン
「………。
じゃあ今日はここに残ります。」
ショーンはやはり自分でもルッチでも
どちらでもいいんだと、今の言葉で理解した。
だが、これ以上何を言っても無駄だと思い従うしかなかった。
ロンはショーンに慰めるように言った。
「 おい、何があるかわからないし。ここに残ってた方が絶対安全だよ」
「俺も残ってたいくらいだよ。」
しかしショーンは
「じゃあ俺と代わるか?」
そう言うとロンは
「さぁ準備しないとな」
と言ってテントの方に入って行った。
ショーンは
ロンが羨ましかった。
それと同時に初めてロンに苛立ちを覚えた。
いつも何をするのにも
大概一緒にいた為裏切られたような感じがしていた。?へ続く。