『菜莉ー!帰ろ。』 それは、高校生活にも段々慣れた頃にやって来た。 いつもの様に親友の愛理那が迎えに教室まで来た。 学校の中は、もう薄暗かった。 愛理那が帰り道で突然言ってきた。 『ねぇ、菜莉。“薔薇"って知ってる?噂の…』 「何?噂の、って。」 『最近ね、良くここら辺で事件が起きる事知ってるでしょ?』 「うん。」 『その事件で亡くなった人…現場で倒れてる時、必ず死体の周りに薔薇の花弁が落ちてるんだって。』 「…は?」 死体に…薔薇…?
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