『そんなに知りたいなら教えてあげるよ。う〇こを漏らしそうになったから棄権したんだよ。』
言ってしまった―\r
格好悪っっ――
でも、彼女がさっき言った、僕の“ひとりあやとり”が一番良かったって話は、単なる社交辞令だろうな。
《あっはっはっは!!》
そんなにおかしかったかな。
彼女は笑った。
でも僕は‥笑えなかった――
少しの間をおいてから、僕が切り出した。
『それで、どんどん話が脱線していくんだけど‥‥。“お願い”って何?!』
まだ笑っている、電話の向こうの彼女に、僕は少し苛立ちを覚えた――
《うん。ごめんね。いっぱい笑っちゃって。未來、明日一緒に御飯食べに行かない?!昨日のお礼がしたいの。
“お願い”は、その時に話すからさ。》
電話で簡単に言えない様な“お願い”って一体何だよ?!とは思ったが、僕は結局約束してしまった。
明日―\r
僕は彼女に“お願い”をされる為に、彼女と会う事になった――