シンさんは警察には通報せず、内々で解決したいと申し訳なさそうに話した。
アラタは不満そうだった。
シンさん『いずみちゃん、こんなことになる前に助けてあげれなかった事の全責任は、社長の僕にあります。
TRINITY事務所をかけてこの先償って行きます。
本当に申し訳ありませんでした。』
シンさんは土下座している。
いずみ『シンさん、頭あげて下さい。
アラタとお付き合いしてる以上、覚悟はできてましたから大丈夫です!』
アラタ『いずみ、火傷の後残るかも知れないんだぞ!
シンさん、俺のせいでこんな事にいずみを巻き込んで黙って見過ごす程、俺はお人よしにはなれない。
今回ばかりは犯人を見つけて警察に突き出す。』
いずみ『待って!アラタ、落ち着いて。』
シンさん『わかったよアラタ…。
ただ極秘で俺が手配するからお前は安心して仕事に戻ってくれ。
必ず犯人を見つけだすから。』
アラタ『行こう、いずみ。悪いシンさん、2時間ぐらいで戻るからみんなで先にスタジオに行ってて。
後で江口さんに連絡入れるから。』
シンさん『わかった…。いずみちゃん、アラタを頼むね。』
いずみ『はい。』
シンさんは小声で心配そうに言った…。
アラタは私の手を引いて車まで連れて行った。
車中………無言だった。
アラタの横顔は険しかった。
しかし、この先に待っている出来事も最悪なものとなって行った。
続く…。 7話完結。