好きになった歌、なった理由一話

モコ  2008-06-18投稿
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ある男が初めて女人を好きになった
男は中学を卒業したばかりの高一だった
いわゆる思春期…
本当に初めての恋かは
日本の便利な言い回しを使わせてもらうと
微妙…だった
でも、その恋は少し違かった

どう違うか?

それはこの幸せな聞いてください


男はわからなかった‥‥
どのバスに乗ればいいか…おいおい、と言いたくなりますが
こらえないで言ってやってください
でも男は落ち着いていた
慌てるのは格好悪いからだ
つまり男はナルシスト
ナルシストはいちお困っていた
ここで本作のヒロインが案内をすると近づいてきた
だいたい言わなくてもわかるだろうが
その女は可愛いのだ
だから男はほいほい着いていった
二人はバスに乗った
男は今年から通い始める高校に行こうとしていた
偶然ながらその女も同じ高校だった
話は歌の話題に花が咲いたようだ
男は歌が上手かった
そして女に好きなアーティストを聞いた
あいにく自分の苦手な歌えない歌だった
そろそろバスを降りる頃だろと男は思い
たずねた
「ねぇ、どこで降りるの?……」
女は黙ってしまった
しかもとびっきり顔色を悪くして
「降り過ごした…」
ぼそりと言ったのは女だろう
あまりに声が小さくて聞き取るのがやっとだった
男は絶句した
そのまま停車ボタンを押して
止まった
降りて
ここはドコ?
と二人は首をかしげている
口火を切ったのは男のグチからだった


一話終了

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