「あれ?」
「生理こないな?」
なんて思いながら早二週間が経とうとしていた。 私は?超?が付くほどの
面倒くさがり屋である。
(って自慢出来る事じゃないけど・・・?)
毎日仕事に行っていて
帰り道にチョット薬局に寄って帰ってくればいいのにそれさえダルイと思ってしまう私だった。
「さすがにマズイ?」
と思い始めて早速重い腰をあげた。
仕事の帰り道に薬局に寄って妊娠検査薬を買った。
説明書に軽く目を通して
トイレに入った。
「中出ししてないし」
「大丈夫だよね」
なんて半ばシャレみたいな軽い気持ちだった。
(元々生理不順だったし)
「はっ?」
「なんだ?」
「微妙」
「不良品か?」
再度説明書を見てみた
「意味わからん?」
終了サインにはくっきりと青い線が出たのに肝心な所は本当に薄く判定に困った面倒だったけど次の日も薬局に寄って今度は前回と違う会社が出している検査薬を買ってきた。
「えっ!!」
「ウソ?」
「マジで!」
結果は陽性だった。
まだ19歳(数日後には20歳の誕生日だった)の冬でも私はドキドキ・ワクワクしていた。
中・高校時代はどちらかと言えばチャラチャラしていた、そんな私だけど子供が大好きで夏休み返上で保育園にボランティアに行ったりしていた。
「大丈夫かな?」
「ちゃんと育てられるかな?」
「産む時 痛いかな?」
なんて事を暖気に考えてたこの時までは・・・
妊娠発覚して一番幸せだった本当に一瞬の出来事だった。