支度ができ、出発の時間 となった。
時間は8時であった。
モートルか呼びかけた。
「さて、では行くとするか」
「12時には戻ってくる。」済まぬが、昼食の用意は頼むぞ。」
「恐らく皆、腹を空かせて帰って来るだろう。特にルッチはな」
と笑みをこぼした。
ルッチは顔が少し赤くなった。
サラとルナは元気に返事をした。
サラ
「はいわかりました。」
ルナ
「行ってらっしゃい」
ショーンは、と言うと
少しふて腐れてはいたが
「気をつけて」
と言った。
他の生徒達も手を振り歩いて行った。
モートルも頷き歩いて行った。
モートル以外はみんな恐る恐る歩いていた。
今の所虫がいるだけで他の姿は見えてこない。
モートルは言った。
「まだしばらくは安心だよ」
「超音波ボックスの効果があるからね」
するとトムは
「では効かないところまで来たらどうなりますか?」
モートル
「さてどうなるかね。」
「せっかく来たんだ、大蛇くらいは出てほしいがね」
ルッチは
「出て来なくていいです」と言った。
後少しで5キロ過ぎる所まできた。
緊迫した空気が流れた
モートル
「さていよいよだ。」
「油断するな」
?へ続く