私:「捨て犬?」
青年:「うん・・・最近見つけた。」
私:「飼えないの?」
青年は少し黙ってしまった・・・
そして,
青年:「俺・・・今,あそこに住んでるから・・・」
と,公園の側にある大きな病院を指差した・・・
青年:「今は外出の許可を貰ってるんだ・・・」
私:「そうなんだ・・・」
私は青年が私服の理由がようやく理解できたと共に聞いたことを少し申し訳なく思った・・・
青年:「あっ・・・そんな気にしないでよ!?ただ昔から体が弱いだけだけで本当はたいしたことないんだから。親が大袈裟なだけ!それより,この犬どうしよ・・・?」
私:「私が飼うよ!」
青年:「いいの?」
私:「うん!この犬見てたら情が移っちゃた!名前何にしよう?」
青年:「そういえば,俺たちまだ自己紹介してなかった・・・」
私:「あは!本当だね!私の名前は青山美羽(アオヤマミウ)よろしく!」
青年:「俺は片瀬勇気(カタセユウキ)よろしく。」
そう言って2人は握手をした。