青の空

幸せな人  2006-05-19投稿
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「ねぇねぇ!!あの人ヒロちゃん好みの顔じゃない??」そう言うアカネの方を向き私は言った。「どの人〜??」
「だから〜あの人〜!!」私はその瞬間,胸がドキッとしたのを感じた…「ん?!何ドキッとしてんだ自分!!笑」まだ私は気づいてなかったんだ…これが全ての始まりだったって…
私達2人はその時,大学に入学したばかりで,小学校1年生からの付き合いになるのでもう13年目の付き合いになっていた。お互い家族同然の存在だ。
だからアカネは何でも知っていたんだ☆

「本当だ〜〜!!アカネさすが〜!!」冗談半分で私は答えた。「てか,あの人さっきからヒロの方見てるよ〜!!」私はその言葉になぜかドキッとしていた。さっきから感じてた目線はそれか〜
確かにその人はカッコよくて,いかにもモテルタイプだった。でも私は人を好きになった事がなく普通の人ならそんな人に見られてるなんて言われたら喜ぶ所だろうけど嬉しいとか言う気持ちはなかった。人を好きにはなった事はないが,私だって一応女の子なので,カッコイイとか言う思いは抱く事はある…ただ,好きって言う気持ちが分からないと言うか自分からは絶対に恋に関しては進んでは行かないだけだ。こんなんじゃだめだってわかってるんだけど……
ただ,自分から好きになって振られたりした女友達を見てると傷つくより好きになるよりカッコイイ,ただ憧れの存在で終わりにする方が絶対に楽だとどうしても思ってしまっていた。

私は,見られてた事に気付いてはいたが,「な〜に言ってんの〜私の事何て誰も見てない見てない」と言い,もうすぐ入学式が始まるのでアカネの手をひっぱり自分達のパイプイスがある場所まで行った。「あ〜緊張するね〜大学でいい恋見つけなくちゃ!!あ!!恋もだけどやっぱり友達と楽しく過ごして〜あとはね〜…」アカネは楽しそうに私に話かけ続けた。私もこれからの大学生活を想像するとすごく楽しかった。「私アカネと大学も同じで本当嬉しいよ!!これから本当楽しみだね☆うんうん!!恋もしていっぱい友達と遊んで!!ね♪あと,ちゃんと自分の将来の為に勉強してさ☆」私がそう言うと「あ〜勉強忘れてた〜笑」とアカネ。アカネといると本当に楽しいんだ☆長い付き合いの仲で一回もケンカした事なんてない!!これからもずっとしないけど(笑)「私もヒロと一緒で本当幸せ♪」アカネは少し照れてるようだった。

入学式が始まった。



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